印鑑のマナー(高田馬場3丁目店)

“ビジネスや契約の際に、印鑑が必要となる場面が訪れます。
その際、知っておかないと大恥をかくような印鑑に関するマナーが存在します。
特にビジネスでは多くの印鑑の押し方というものが存在し、そのすべてを知らないというビジネスマンも存在します。

《契 印》

落丁や差し替え、抜き取りを防ぐ目的で、2枚以上にわたる文書の各ページにまたがって押印することを言います。その文書に署名押印した印鑑を使用します。
契約を交わす双方が契印を押すことになります。

 

《割 印》
割印というのは多くの人が聞いたことがあるでしょうが、原則として二通作成する契約書を、上下、もしくは左右にずらし、そこに押すことでその契約書が同一であるということを示す狙いがあります。
契約する際には常識とも言えるマナーです。

 

 

《訂正印》

契約書を書く際、書き間違えや内容の訂正を行う場合などにも印鑑は必要となります。
手書きで修正する場合、その部分を二重線で消し、余白に正しい情報を書き込みます。欄外に「○字削除」「○字加入」「○字修正」などを記します。署名押印と同じ印鑑を使用します。

 

 

《捨 印》

後日、文書の語句を訂正するときのために、あらかじめ欄外に押印することを言います。但し、勝手に内容の変更や訂正される危険性もあります。

 

 

止め印

文書の記載が終わったことを示すため、文書の最後尾に押印することを言います。「以下余白」と示すことと同じ意味です。

 

 

などなど、契約書を作成する際には様々なマナーが存在し、知らないと改めて契約書を作りなおすハメになります。

押印はいわゆる当事者の意思を示すものとなります。
そのため、署名をし、押印が必要となる場合、押印した場所から近くでなければいけません。
あまり離れた場所に押してしまうと、その効力が疑問視されてしまいます。
稟議書や見積書などの社内文書を回す際、担当部署の欄などがない書類の場合には一番右側に担当印を押すことがマナーとなっています。
何人かの上司がその稟議書などを確認する際、押すスペースがないというのはマナー違反となります。
そのため、印鑑を押す欄がない書類の場合には一番右側に押印することが求められます。
こうした印鑑の押し方1つで、ビジネスマナーがその人に備わっているかどうかが丸分かりとなります。